"朝もっと寝たい"という気持ちに打ち勝つマインド

「朝は弱くてなかなか起きられない・・・」という人や「いつもスヌーズを使ってしまう・・・」という人がたくさんいます。

でも一方で夢を叶えられる人や人生を次のステージに進められる行ける人って、朝の時間を大切にしているということを認識している人もたくさんいます。

こう言っている私も以前は朝の時間が大切だと知りながら、朝の時間を有効活用できていませんでした。

会社員として働いていた当時は疲れを理由に仕事に行く直前まで寝て、そして急いで支度をして家を出ていました。

あなたももしかしたら以前の私と同じような生活を送っているかもしれません。

もしそうなのであれば、あなたにとって今日のトピックはとても大切なものになるかもしれません。

そうです、今日は「朝起きられるようになるマインド」についてお話したいと思います。

朝自分のために時間を作ることの大切さはあまり説明する必要はないと思います。

朝の気持ちが1日の気持ちに大きく影響するので、例えば早起きして運動をしたり、勉強をしたりと自分の人生にとってプラスのことをすることで、朝感じた達成感が私たちの1日の気持ちにポジティブに作用します。

しっかりと睡眠をとった朝は脳の働きが優れているので、勉強やスキルアップの練習をするのに最も適したタイミングです。

他にも理由はたくさんありますが、これだけ聞いても朝活動することの大切さが分かってもらえると思います。

では実際にどうすれば朝目覚ましが鳴った時に、もっと寝たいという気持ちに打ち勝つことができるようになるのでしょうか？

この質問の答えはたくさんの人が知りたい答えだと思います。

今日は私が実際に使っている効果的なセルフトークについてご紹介したいと思います。

少しだけ睡眠の科学についてお話しますが、あなたもご存知の通り睡眠にはサイクルがあります。１つのサイクルは約90分続きます。そして私たちが必要とする7時間以上の睡眠をとるということは、このサイクルを５回程度終えていることになります。

私たちの脳は５回程のサイクルを終えると、寝ている状態から起きようという状態へと変化していきます。そしてここで目覚ましが鳴ると、私たちの脳は起きようという状態から目覚めることになります。

もちろん7時間以上の睡眠をとってしっかり睡眠のサイクルを終えたから全ての人がすっきりと起きられるわけではありません。

私も7時間の睡眠をとるようにしていますが、いつもすっきり気持ちいいという目覚めを経験しているわけではありません。

では朝早く起きようと思って目覚ましをかけたものの、もう少し寝たいという気持ちに負けてしまう人はどんなことをしているでしょうか？

おそらくスヌーズをかけるか、またはもう一度目覚ましを設定し直すということだと思います。私はスヌーズを使わない派なので、私の場合はアラームの時間を30分後に設定し直していました。

実はここに大きな落とし穴があります。

先ほど睡眠のサイクルに触れましたが、7時間以上の睡眠をとった時には脳は起きようという状態になっていると言いましたよね。

起きようという状態の脳を目覚ましによって起こしたのに、スヌーズや目覚ましのかけ直しでもう一度寝てしまうと、私たちはもう１度90分の睡眠のサイクルにはいることになります。

でも私たちは休みの日でもなければ90分間も二度寝することはないですよね。おそらくスヌーズであれば15分とか、目覚ましの設定し直しであれば30分とかの２度寝だと思います。

すると次に目覚ましがなった時私たちは睡眠サイクルの真っ最中にいることになります。つまりこの時は脳が起きようとしている状態ではなく、寝ている状態です。

あなたも二度寝をした結果もともと起きた時よりも眠さを感じたり、ぼうっとしたりといった経験をしたことがあると思います。これは寝ている状態の脳が急に起こされてしまったからです。

この状態を睡眠慣性といいますが、この状態の脳の働きは起きようという状態から目覚めた脳に比べて機能が低くなります。集中力続かなかったり、記憶力が低下したり。

しかもこの状態の脳が完全に通常の機能レベルへ戻るまでには4時間程度かかると言われています。

つまりに二度寝することによって逆に4時間も脳の機能が低下してしまうということです。

これを学んでからというもの、私は朝アラームがなって目覚めた時、自分にこう問いかけるようになりました。つまりセルフトークですね。

「もう少し寝たいけど起きようか？それとも30分余分に寝て今日という貴重な1日の4時間を台無しにしようか？」と。

このセルフトークをするようになって、少しずつ朝自分を説得できるようになりました。

よくこんなことを言いますよね。

 「人生において最も大切な会話とは、自分との会話である。」と。

自分とどう話すか、自分に何を問いかけるかが人生を少しずつ、そして最終的には大きく変えていきます。

ぜひ朝起きられないというあなたも、このセルフトーク活用してみてください！

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コーチ大塚隼人